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令和3年度決算審査特別委員会(第2号) 名簿 2022-09-21
令和3年度決算審査特別委員会(第2号) 本文 2022-09-21

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  1. 音更町議会 2022-09-21
    令和3年度決算審査特別委員会(第2号) 本文 2022-09-21


    取得元: 音更町議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-02
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                  会議の経過 開議(午前 9時25分) ◯委員長(神長基子さん)  おはようございます。  報告します。  宮村哲委員から、所用のため欠席の届出があります。上野美幸委員、山本忠淑委員から、所用のため遅参の届出があります。  ただいまの出席委員は15名で、定足数に達しております。  本日の決算審査特別委員会を開会します。  お諮りします。  審査の方法については、審査の都合上、証拠書類等の検閲検査を行い、一般会計及び特別会計の概要説明並びに水道・簡易水道・下水道事業会計の概要説明を求め、質疑を行います。次いで報告案件について説明を求め、質疑を行った後、各会計審査について、一般会計の歳入は一括、歳出は各款ごとに、特別会計の歳入歳出と水道・簡易水道・下水道事業会計の収入支出は一括して審査を進め、決算に関連する議案については、関連する審査に合わせて審議していきたいと思います。  なお、各会計審査後に、各会計審査で残した問題を含めて、本特別委員会に付託された案件全般について総括質疑を行いたいと思います。また、お手元に配布した日程案のとおり審査を進め、審査の効率化を図ってまいりたいと思います。  御異議ありませんか。    〔「異議なし」の声多数〕 2 ◯委員長(神長基子さん)  異議なしと認め、そのように決定しました。 休憩(午前 9時25分) 3 ◯委員長(神長基子さん)  証拠書類等の検閲検査のため休憩します。11時15分より委員会を再開します。 再開(午前11時09分)
    4 ◯委員長(神長基子さん)  休憩前に引き続き委員会を開きます。  認定第1号令和3年度音更町一般会計歳入歳出決算の認定について、認定第2号令和3年度音更町国民健康保険事業勘定特別会計歳入歳出決算の認定について、認定第3号令和3年度音更町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について、認定第4号令和3年度音更町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について、認定第5号令和3年度音更町個別排水処理事業特別会計歳入歳出決算の認定について、認定第6号令和3年度音更町水道事業会計決算の認定について、認定第7号令和3年度音更町簡易水道事業会計決算の認定について、認定第8号令和3年度音更町下水道事業会計決算の認定について、議案第10号令和3年度音更町水道事業会計処分利益剰余金の処分について、議案第11号令和3年度音更町下水道事業会計処分利益剰余金の処分について、報告第2号令和3年度音更町健全化判断比率の報告について、報告第3号令和3年度音更町個別排水処理事業特別会計水道事業会計簡易水道事業会計及び下水道事業会計資金不足比率の報告についての件を一括議題とします。  一般会計及び特別会計決算の概要説明を求めます。  宮原副町長。 5 ◯副町長(宮原達史君)  それでは、令和3年度音更町一般会計及び特別会計の決算審査に当たり、その概要について御説明申し上げます。  なお、決算額等につきましては万円単位に端数整理した数値で申し上げますので、御了承願います。  はじめに、各会計の決算状況について申し上げます。  一般会計は、前年度からの繰越額を含め、歳入総額が253億3,281万円、歳出総額が247億1,925万円となり、歳入歳出差引額の6億1,356万円は翌年度へ繰り越したところであります。  次に、特別会計でありますが、国保会計は、歳入総額が46億2,562万円、歳出総額が45億5,237万円となり、歳入歳出差引額の7,325万円は翌年度へ繰り越したところであります。  後期高齢者医療会計は、歳入総額が6億4,995万円、歳出総額が6億4,926万円となり、歳入歳出差引額の69万円は翌年度へ繰り越したところであります。  介護保険会計は、歳入総額が38億536万円、歳出総額が37億3,396万円となり、歳入歳出差引額の7,140万円は翌年度へ繰り越したところであります。  個別排水処理会計は、歳入歳出同額の1億3,260万円となっております。  次に、一般会計の主な歳入の決算状況について申し上げます。  町税は、前年度比1億6,337万円減の51億9,603万円となっております。その主な要因は、個人町民税及び固定資産税の減によるものであります。  町税の収納に当たっては、口座振替やコンビニ収納を奨励するとともに、夜間や休日における納税相談の実施やコロナ禍における猶予制度を活用するなど納税者が納付しやすい環境づくりに取り組んだほか、税務調査に基づき滞納処分を実施するなど、税収の確保に努めたところであります。  町税の収納率につきましては、現年度課税分が前年度比0.3ポイント増の99.8%、滞納繰越分が前年度比4.4ポイント増の26.2%となったところであります。  このほか、国民健康保険税、保育料、介護保険料及び後期高齢者医療保険料についても同様に収納の確保を図ったところであります。  今後におきましても、引き続き納付意識の高揚を図りながら収納率の向上による未納額の圧縮に取り組み、貴重な財源である町税等の適正かつ公平な収納に努めてまいります。  地方交付税は、前年度比6億4,062万円増の60億1,085万円となっております。その主な要因は、普通交付税で、国の補正予算により臨時経済対策費臨時財政対策債償還基金費が創設され、基準財政需要額の個別算定経費が増となったことなどによるものであります。  なお、普通交付税の振替財源として発行した臨時財政対策債は前年度比2,077万円減の5億1,750万円となり、普通交付税と臨時財政対策債を合わせた実質的な普通交付税の総額は、前年度比5億8,063万円増の62億195万円となっております。  国庫支出金は、前年度比34億7,144万円減の48億3,647万円となっております。その主な要因は、特別定額給付金給付事業費補助金地方創生拠点整備交付金などの減によるものであります。  道支出金は、前年度比1億7,196万円減の19億8,943万円となっております。その主な要因は、産地生産基盤パワーアップ事業補助金統計調査費委託金などの減によるものであります。  寄附金は、前年度比1,668万円増の6億421万円となっております。その主な要因は、指定寄附金の増によるものであります。  町債は、前年度比11億1,828万円減の21億9,520万円となっております。その主な要因は、役場庁舎耐震改修及び増築事業債、公営住宅建設事業債などの減によるものであります。  また、建設事業等に充当した町債は、前年度比11億331万円減の16億6,420万円となっております。  なお、後年次において地方交付税で財源措置される町債を除いた実質的な町負担の借入額は9億9,021万円となっております。  次に、歳出の決算状況と主な施策について申し上げます。  議会費は、前年度比54万円増の1億2,623万円となっております。その主な要因は、議員報酬などの増によるものであります。  総務費は、前年度比11億9,564万円減の10億873万円となっております。その主な要因は、役場庁舎耐震改修及び増築事業費、とかち広域消防事務組合負担金などの減によるものであります。  開町120周年記念事業として音更町開町120周年記念式典を挙行したほか、防災対策として、新たな避難の考え方や再編した避難所情報などを掲載した洪水ハザードマップを更新したところであります。  企画費は、前年度比29億9,221万円減の26億9,090万円となっております。その主な要因は、特別定額給付金関係費、国勢調査費などの減によるものであります。  光回線が未整備となっていた農村地域全域に光回線網を整備したほか、潤いと思いやりの地域づくり事業では、町内会加入促進、地域緑化、地域福祉・安全事業など、地域自らが取り組む事業270件に対して経費の一部を補助しております。  保健福祉費は、前年度比16億3,344万円増の71億8,539万円となっております。その主な要因は、子育て世帯臨時特別給付金住民税非課税世帯等臨時特別給付金などの増によるものであります。  感染症対策として、医療機関と連携して新型コロナウイルスワクチン接種事業を実施したほか、クラスターが確認された施設で業務に従事された方に慰労金を支給したところであります。  地域福祉対策として、生活困窮者が抱える複合課題や制度の狭間のニーズに対応するため、自立相談支援事業の一次的な相談窓口を設置して相談体制を強化したところであります。  高齢者福祉対策として、介護保険の対象外となった家族介護用品支給事業を継続して実施したほか、介護人材の確保と定着を図るため、帯広大谷短期大学に委託して介護職員初任者研修事業を実施したところであります。  障がい福祉対策として、障がいのある人に的確なサービスを提供するため、相談支援事業などの地域生活支援事業を継続して実施したところであります。  子ども福祉対策として、へき地保育所の保育室にエアコンを設置したほか、子育て支援サイトすくすくに発達支援に関するページを追加し、スマートフォンでの閲覧にも対応したところであります。  成人保健対策として、集団及び個別の健診や健康相談を実施したほか、高齢者の介護予防や虚弱(フレイル)の防止など心身の多様な課題に切れ目なく対応するため、高齢者の保健事業と介護予防事業を一体的に実施したところであります。  母子保健対策として、妊婦一般健診や乳幼児健診、感染症・結核予防の徹底を図るための予防接種、家庭訪問などを実施したほか、新たに妊婦健診費用の全額を助成したところであります。  町民生活費は、前年度比2,857万円減の20億9,280万円となっております。その主な要因は、北海道後期高齢者医療広域連合負担金十勝圏複合事務組合負担金などの減によるものであります。  医療費助成として、住民税課税世帯における小学生の通院医療費の2割を助成し、自己負担額を1割とする軽減措置を継続して実施したところであります。  消費者生活対策として、消費生活センターでの消費生活相談業務のほか、被害の救済支援、被害防止の教育や啓発活動などを継続して実施したところであります。  環境衛生対策として、ごみ処理に係る分別収集やごみサポート事業を実施したほか、地域安全対策として、支柱が劣化している街路灯の更新などを実施したところであります。  音更霊園につきましては、長寿命化を図るため計画的な修繕を行ったほか、合同納骨塚の調査・設計を行ったところであります。  産業振興費は、前年度比5億1,650万円減の26億4,200万円となっております。その主な要因は、中小企業者等事業継続支援給付金産地生産基盤パワーアップ事業補助金などの減によるものであります。  農業振興対策として、各種制度資金借入に対する利子補給のほか、酪農畜産農家の粗飼料の確保及び耕種農家の土壌病害対策として、ライ麦の二毛作による耕畜連携事業を農協と連携して新たに実施したところであります。  畜産振興対策として、町有牧場入牧牛検査事業へ助成したほか、酪農畜産農家の収益力強化のため、畜産クラスター協議会を通じて畜産クラスター事業を継続して実施したところであります。  林業振興対策として、豊かな森づくり推進事業による造林事業、町有林、私有林の整備のほか、森の輪贈呈事業を継続して実施したところであります。  産業連携対策として、第2次食育・地産地消促進計画に基づく食育地産地消連携事業を推進したほか、令和4年4月に移転オープンした新たな道の駅を整備したところであります。  農業基盤整備対策として、小規模土地改良事業補助金のほか、多面的機能支払交付金により31地区の活動組織に対し支援を行ったところであります。  商工業振興対策として、商工会の各種活動事業に助成したほか、経済対策として、中小企業者等チャレンジ補助金新型コロナ離職者等雇用支援金飲食店等サポート給付金及び緊急事態措置協力支援金を支給したところであります。  観光振興対策として、音更町十勝川温泉観光協会や各種イベントへの助成、道の駅ガーデンスパ十勝川温泉にモール温泉を活用した犬の足湯付きドッグランを整備したほか、コロナ禍における経済対策として、宿泊助成事業補助金及び観光振興事業補助金を支給したところであります。  建設費は、前年度比5億3,088万円減の17億5,962万円となっております。その主な要因は、音更然別北9線道路整備費物流団地通街路整備事業費などの減によるものであります。  道路橋梁整備対策として、音更下音更西3線道路及び音更然別1号道路の整備のほか、長流枝スマートインター線の整備に向けた詳細測量及び実施設計の着手、住宅地内道路の再整備、長寿命化計画による道路・橋梁の維持管理を行ったところであります。  公園対策として、公園遊戯施設の更新を行うとともに、道の駅公園整備事業として、駐車場及び休憩施設を備えたトイレ棟からなる交通結節点施設を整備したところであります。  住宅対策として、空き家の購入、高齢者や障がい者が居住する既存住宅の利便性の向上を図るための改修費用、公営住宅を補完する民間賃貸住宅へ入居する子育て世帯に対する家賃などに補助したところであります。  教育費は、前年度比5億2,201万円減の19億9,460万円となっております。その主な要因は、GIGAスクール構想推進事業費、柳町小学校大規模改修事業費などの減によるものであります。  子どもの教育対策として、小学校におけるきめ細かな教育を実現するための35人以下学級等の実施や、ふれあい柳町教室「ほっと」を整備したほか、中学3年次に実施する進路選択の目安となる学力テストについて全額町費負担とし、奨学資金と就学援助に新型コロナウイルス感染症の影響による特別枠を設けたところであります。  生涯学習対策として、郷土資料室の展示資料の整備、図書館や文化センターなどの利用者向け無線インターネット環境整備文化センター野外広場に設置されたモニュメントなどの改修を行ったほか、北海道十勝スカイアーススポーツ株式会社及び株式会社サッポロドラッグストアーと連携したスポーツヘルスケア事業を実施したところであります。  公債費は、前年度比2,438万円減の21億2,418万円となっております。その主な要因は、長期債の償還に係る元金及び利子などの減によるものであります。  諸支出金は、前年度比2,946万円増の5億4,485万円となっております。その主な要因は、簡易水道事業補助金などの増によるものであります。  職員費は、前年度比2億7,443万円増の25億4,994万円となっております。その主な要因は、パートタイム会計年度任用職員報酬などの増によるものであります。  次に、財政指標等でありますが、財政力指数につきましては前年度比0.9ポイント減の50.3%、経常収支比率は前年度比4.9ポイント減の84.0%となっております。  また、地方公共団体の財政の健全化に関する法律に基づき算定した実質赤字比率、連結実質赤字比率及び公営企業会計における資金不足比率は、財政収支が黒字あるいは資金不足が生じていないことから算出されておりません。  なお、実質公債費比率は前年度比0.2ポイント増の10.9%、将来負担比率は前年度比15.7ポイント減の40.8%となっており、いずれも早期健全化基準を下回っております。  次に、基金と借入金関係でありますが、積立基金につきましては、出納整理期間に積み立てた額を含めた現在高で申し上げますと、財政調整基金は7億8,438万円、減債基金は15億8,292万円、地域振興基金は前年度比5億3,207万円増の41億9,664万円、他の積立基金と運用基金を合わせた基金の総額は、前年度比10億3,593万円増の82億4,970万円となっております。  また、地方債の借入金残高は、一般会計が238億9,065万円で、特別会計と合わせた前年度比では1億4,798万円増の245億5,172万円となっております。なお、債務負担行為につきましては、前年度比7億7,768万円増の53億2,066万円となっております。  令和3年度の我が国の経済動向は、ワクチン接種の加速や社会経済活動の拡大に伴い景気に持ち直しの動きが見られたものの、新たな変異株の出現や原材料価格の高騰、ウクライナ情勢などで先行きが不透明な状況となりました。  国は、感染症対策、原材料価格の高騰、気候変動、人口減少・少子高齢化などの複合的な課題を抱えた現状を単に乗り越えるだけでなく、課題解決と経済成長を同時に実現しながら経済構造をより強靱で持続可能なものに変革する新しい資本主義を起動することにより、自由で公正な経済体制を一層強化するとしています。  また、人への投資のほか、科学技術・イノベーション、グリーントランスフォーメーション及びデジタルトランスフォーメーション分野への投資などを重点的に行い、デジタル田園都市国家構想の推進により東京一極集中を是正し、多極型の社会を作って地方の活性化を強力に進めるとしています。  本町におきましても、感染症対策に係る補正予算を編成し、希望する方へのワクチン接種を加速するとともに、中小企業への支援をはじめ、観光、医療、福祉、教育の各分野に対する支援などを行ってまいりました。  今後も国の動向を見極め、限られた財源の効率的・効果的な活用を図り、人への投資やデジタルトランスフォーメーションといった国の重点投資分野を意識しながら町民ニーズに沿ったバランスのとれた行政サービスに努め、引き続き健全財政を維持するとともに、総合計画及び総合戦略を着実に推進してまいります。  以上、決算の概要について御説明申し上げましたが、決算の審査に当たりましては、別冊の主要な施策報告書及び参考資料を御参照いただきますようお願い申し上げます。  以上です。 6 ◯委員長(神長基子さん)  次に、水道事業会計簡易水道事業会計及び下水道事業会計決算の概要説明を求めます。  鈴木公営企業管理者。 7 ◯公営企業管理者(鈴木康之君)  それでは、令和3年度音更町水道事業会計簡易水道事業会計及び下水道事業会計の決算審査に当たり、その概要について御説明申し上げます。  なお、決算額等につきましては万円単位に端数整理した数値で申し上げますので、御了承願います。  はじめに、水道事業会計の決算概要について申し上げます。  収益的収入及び支出につきましては、収入総額は10億5,677万円、支出総額は、9億404万円で、消費税及び地方消費税を除いた差引きの結果、1億30万円の純利益となったところであります。  この純利益に、その他未処分利益剰余金変動額1億3,566万円を加えた当年度未処分利益剰余金は2億3,596万円となっております。  資本的収入及び支出につきましては、収入総額は2億7,443万円、支出総額は8億4,510万円で、5億7,067万円の不足となったところであります。なお、この不足分については、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額5,217万円、減債積立金1億3,566万円及び過年度分損益勘定留保資金3億8,284万円で補填しております。  給水状況につきましては、令和3年度末の給水件数は前年度比25件増の1万7,736件、年間有収水量は前年度比1万1,425立方メートル減の371万9,118立方メートルとなったところであります。  給水業務の効率性を表す有収率については、前年度比0.3ポイント減の87.3%となったところであります。  なお、十勝中部広域水道企業団からの受水量は161万690立方メートルで、総給水量に占める割合は37.8%となっております。  主な建設事業の状況につきましては、建設事業及び施設更新事業で6,369.04メートルの配水管布設更新をしたほか、駒場第3低区配水池水質モニター更新工事などを実施したところであります。  なお、資本的支出における建設改良費の総額は、前年度比5,509万円増の5億9,329万円となっております。  水道料金の収納状況につきましては、現年度分の調定額9億4,544万円に対して収納額は9億2,906万円で、収納率は98.3%となっております。なお、過年度分を含む収納率では97.7%となったところであります。  次に、簡易水道事業会計の決算概要について申し上げます。  収益的収入及び支出につきましては、収入総額は3億7,218万円、支出総額は3億8,243万円で、消費税及び地方消費税を除いた差引きの結果、2,063万円の純損失となったところであります。この純損失に前年度繰越欠損金2億4,296万円を加えた当年度未処理欠損金は2億6,359万円となっております。  資本的収入及び支出につきましては、収入総額は2億2,613万円、支出総額は3億3,085万円で、1億472万円の不足となったところであります。なお、この不足分については、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額1,066万円、過年度分損益勘定留保資金2万円及び当年度分損益勘定留保資金9,404万円で補填しております。  給水状況につきましては、令和3年度末の給水件数は前年度比13件増の928件、年間有収水量は前年度比4,009立方メートル増の42万4,481立方メートルとなったところであります。  給水業務の効率性を表す有収率については、前年度比2.2ポイント減の76.7%となったところであります。  主な建設事業の状況につきましては、施設更新事業で56.56メートルの配水管を移設したほか、豊田浄水場機器設備更新工事などを実施したところであります。  なお、資本的支出における建設改良費の総額は、前年度比3,127万円増の1億5,581万円となっております。
     簡易水道料金の収納状況につきましては、現年度分の調定額8,163万円に対して収納額は8,127万円で、収納率は99.6%となっております。なお、過年度分を含む収納率では、同じく99.6%となったところであります。  次に、下水道事業会計の決算概要について御説明申し上げます。  収益的収入及び支出につきましては、収入総額は11億4,048万円、支出総額は9億4,004万円で、消費税及び地方消費税を除いた差引きの結果、1億8,273万円の純利益となったところであります。この純利益にその他未処分利益剰余金変動額1億7,619万円を加えた当年度未処分利益剰余金は3億5,892万円となっております。  資本的収入及び支出につきましては、収入総額は4億9,540万円、支出総額は10億837万円で、5億1,298万円の不足となったところであります。なお、この不足分については、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額1,771万円、減債積立金1億8,359万円及び当年度分損益勘定留保資金3億1,168万円で補填しております。  汚水処理状況につきましては、令和3年度末の汚水処理件数は前年度比29件増の1万7,126件、年間有収水量は前年度比1万9,743立方メートル減の365万87立方メートルとなったところです。  有収率については、前年度比3.5ポイント減の77.0%となったところであります。  主な建設事業の状況につきましては、建設事業及び改良事業で1,259.12メートルの下水道管を布設したほか、木野汚水中継ポンプ場機械設備更新工事などを実施したところであります。  下水道使用料の収納状況につきましては、現年度分の調定額6億3,847万円に対して収納額は6億2,717万円で、収納率は98.2%となっております。なお、過年度分を含む収納率では97.7%となったところであります。  本町の上下水道事業においては施設の老朽化が進んでいることから、有収率の向上対策として配水管漏水箇所の早期発見及び配水管更新を計画的に進めるとともに、経営戦略に基づいた施設更新を計画的に実施してまいります。  今後とも、企業活動や個人の需要の動向を注視し、利用者の負担に配慮しつつ、適切なサービスの提供と併せて効率的な経営に努めてまいります。  以上、令和3年度音更町水道事業会計簡易水道事業会計及び下水道事業会計の決算の概要についての説明とさせていただきます。御審査のほどよろしくお願い申し上げます。 8 ◯委員長(神長基子さん)  概要説明が終わりました。  これから概要説明に対する質疑を行います。質疑ありませんか。  山本委員。 9 ◯委員(山本忠淑君)  一般会計の概要説明の中で1点だけ御質問させていただきます。地方交付税が前年度比6億4千万増の60億を超えました。その要因はいわゆる臨時経済対策費の増だというふうに理解をしておるところでありますけれども、この中で、臨時財政対策債償還基金費が創設され、基準財政需要額の個別算定経費が増となったことなどによるものと、このように報告をされておりますけれども、単純に交付税が増えたからというふうに私は理解するところなんですが、こういう説明がありますと、なぜ基準財政需要額にそれほど大きな影響があるのかなというふうに理解できないところがあるので、この要因の内容とその影響の数値的なものの御説明をいただけたらと思います。よろしくお願いします。 10 ◯委員長(神長基子さん)  深谷財政課長。 11 ◯財政課長(深谷邦彦君)  交付税が増えた要因ということで御質問いただきました。まず、交付税の総額では、普通交付税でいきますと、概要説明にもありましたけれども、6億4千万円ほど増となっております。昨年度、令和3年度の交付税なんですが、感染症の影響で税収の落ち込みを予想しておりまして、その関係で当初は普通交付税を低く見ていたところがあります。ですが、実際ふたを開けてみたところ、国の経済対策が非常に効果を発揮しておりまして、その関係で国のほうで余剰財源が生まれたと。その結果、国のほうでは余剰財源を使って、この一部を普通交付税として、地方に対して総額で1兆9,418億円分配をいたしまして、そのうち市町村分については8,346億円が配当されたところでございます。  このうち本町には、国の補正予算の関係の地方負担の財源といたしまして臨時経済対策費で1億4,732万円が配当されまして、それと併せて、臨時財政対策債の将来負担軽減のための財源として臨時財政対策債償還基金費ということで1億9,530万9千円が交付されました。  ただ、こちらの臨時経済対策債償還基金費につきましては臨時財政対策債を借りる分から差し引くと。臨時財政対策債を借りないことで対応するということで対応しております。その結果交付税総額で増えたというところになっております。  また、基準財政需要額の個別算定経費につきましては、これは当初見込んで、地方財政計画の関係でこちらが見込んでいたものよりも国のほうで多く算定して交付税をつけていただいたというような状況になっておりますので、こちらのほうは、どういった状況でというところなんですけれども、国のほうで個別算定経費を上げてきたというところになっておりますので、御理解をいただきたいと思います。  以上でございます。 12 ◯委員長(神長基子さん)  山本委員。 13 ◯委員(山本忠淑君)  それなりに理解はできました。今最後におっしゃった基準財政需要額の増というのは国の算定が多くなったということの説明がございましたので、そうしますと、臨時経済対策債や償還基金費が創設され、こことは直接関係がないというふうに理解してよろしいのかなと、このように思いますが、その点はどういうことでしょうか。  それから、基金費が創設されということでありますが、臨時財政対策債、このためのものを借りなかったということの説明がありましたけれども、その辺の関連をもう少し説明いただきたいと思いますけれども。 14 ◯委員長(神長基子さん)  深谷財政課長。 15 ◯財政課長(深谷邦彦君)  先ほどの説明なんですけれども、追加交付で臨時経済対策費ですとか臨時財政対策債の償還基金費、こちらにつきましても、すみません、説明がちょっと悪かったんですけれども、これも個別算定経費の中に含まれておりまして、基準財政需要額の算定経費の中にこちらが項目として盛り込まれたというところになりますので、この分が皆増になったといったところになります。  以上でございます。 16 ◯委員長(神長基子さん)  山本委員。 17 ◯委員(山本忠淑君)  すっきりしないところありますが、また後ほど歳入のところでもう少し内容を調べて質問するかもしれません。おおよそのことは理解できました。ありがとうございました。 18 ◯委員長(神長基子さん)  ほかに質疑ありませんか。  山川秀正委員。 19 ◯委員(山川秀正君)  資料要求をぜひお願いをしたいと思います。といいますのは、令和3年度、今年もそうですけれども、新型コロナウイルス感染症、この影響、これに対する対応、これが本当に大きな1年だったというふうに率直に思うんですけれども、そういう状況の中で、令和3年度中に音更町においての感染者の発生状況やその対応、併せて、当然ワクチン接種等々も行われていると。それから、中小企業をはじめとしたいろいろな支援策も行われていると。そういうことを一覧で分かりやすく資料として総括質疑までに用意お願いしたいと思いますけれども、いかがでしょうか。 20 ◯委員長(神長基子さん)  お諮りします。  ただいま山川秀正委員から、令和3年度中の新型コロナウイルス感染症に関わる影響と対策についての資料要求がありました。本委員会として要求することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」の声多数〕 21 ◯委員長(神長基子さん)  異議なしと認めます。  ただいまの新型コロナウイルスの対策と影響に関わる資料につきましては、要求することに決定しました。  ほかに質疑ありませんか。  方川委員。 22 ◯委員(方川克明君)  私も資料要求をしたいと思います。昨年も要求し、提示していただいたのですが、職員の時間外勤務の状況について、職場ごとの時間数、時間外手当の金額の総額の明細について、先ほどの新型コロナ発生状況の資料要求と同様、総括質疑までに御提示いただきたいというふうに要求します。 23 ◯委員長(神長基子さん)  お諮りします。  ただいま方川委員から、職員の時間外勤務の状況についての資料要求がありました。本委員会として要求することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」の声多数〕 24 ◯委員長(神長基子さん)  異議なしと認めます。  職員の時間外勤務の状況に関わる資料につきましては、要求することに決定いたしました。  ほかに質疑ありませんか。  坂本委員。 25 ◯委員(坂本夏樹君)  監査委員のまとめを拝見すると、こんなふうに書いてあるんです。実質収支は黒字だけれども、単年度収支は4,582万7千円の赤字となっているというのをまとめの意見として書いておられます。確かにこの意見書の3ページの財政収支の状況を見ると、一般会計、特別会計、単年度収支がマイナス4,582万7千円になっています。概要を伺っている中で、簡易水道の会計については2,063万円の純損失となっているんですけれども、単年度収支が特別会計で8,531万円マイナスになっているという数字が理解できないものですから、この数字の根拠をお示しください。 休憩(午前11時56分) 26 ◯委員長(神長基子さん)  休憩します。再開を1時といたします。 再開(午後 0時54分) 27 ◯委員長(神長基子さん)  休憩前に引き続き会議を開きます。  吉田企画財政部長。 28 ◯企画財政部長(吉田浩人君)  すみません。時間をいただきまして申し訳ございません。先ほどの御質問でありますけれども、「監査意見書の3ページ、(2)の財政収支の状況の中で令和3年度の単年度収支、これの特別会計の中で8,531万円がマイナスになっている。その要因が何か。」というような御質問かなと思います。  それで、決算書の149、150ページをお開きいただきたいと思うんですけれども、要因としては主に国民健康保険事業勘定特別会計であります。それで、ここの歳入決算額が46億2,562万2,233円、それから150ページの歳出の決算額が45億5,237万2,759円ということで、これを差引きいたしますと7,324万9,474円になります。これが実質収支ということになりますけれども、歳入のほうで繰越金というのがございます。1億5,998万1,762円。単年度収支を出す場合この繰越金も差し引きますので、これを差し引きますとマイナスの8,673万2,288円となります。  ただ、右側のほうの歳出を見ていただきますと積立金がございます。これが1億5,519万6,667円あります。積立金にこれだけ積み立てています。積立金ですので歳出になるんですけれども、これは預貯金、貯金をしているということですので、単なる支出ではありません。これを仮に積み立てないとすると、単年度収支については、それを足しますので約6,800万円の黒字になるということでありますので、数値的にはこういった単純計算でマイナスにはなっているんですけれども、実際は財政状況というのは基金に積まなければ黒字ということで見えてきますので、そういったことですので御理解をいただきたいというふうに思います。 29 ◯委員長(神長基子さん)  坂本委員。 30 ◯委員(坂本夏樹君)  内容については理解いたしました。これでこの款の分析ができますので、またその際に必要に応じて質問したいと思います。  以上です。 31 ◯委員長(神長基子さん)  ほかに質疑ありませんか。  なければ、これで質疑を終わります。  報告第2号令和3年度音更町健全化判断比率の報告についての件を議題とします。  説明を求めます。  吉田企画財政部長。 32 ◯企画財政部長(吉田浩人君)  それでは、議案書の14ページをお開きいただきたいと存じます。報告第2号令和3年度音更町健全化判断比率の報告について御説明いたします。  令和3年度音更町健全化判断比率について、地方公共団体の財政の健全化に関する法律第3条第1項の規定により監査委員の意見をつけて次のとおり報告いたします。  はじめに、表の一番左側であります実質赤字比率につきましては、標準財政規模に対する一般会計の実質赤字の比率を示すものでありますが、備考の1に記載しておりますとおり、赤字が生じておりませんので棒線で表示しております。なお、備考の2に記載しておりますとおり、括弧内の数値は早期健全化基準でありますが、その比率は12.95%であります。  次に、連結実質赤字比率につきましては、標準財政規模に対する町の全会計を対象とした実質赤字の比率を示すものでありますが、これも備考の1に記載しておりますとおり、赤字が生じておりませんので棒線で表示をしております。また、この比率の早期健全化基準は17.95%であります。  次に、実質公債費比率につきましては、標準財政規模を基本とした額に対する一般会計等が負担する元利償還金及び準元利償還金の比率で、過去3年間の平均値でありますが、10.9%となっており、早期健全化基準の225%を下回っております。  最後に、将来負担比率につきましては、標準財政規模を基本とした額に対する一般会計等が将来負担すべき実質的な負債の比率でありますが、40.8%となっており、早期健全化基準の350%を下回っております。  ただいま申し上げました比率が早期健全化基準を超えますと、外部監査が義務づけられ、議会の議決を経て財政健全化計画を策定し、計画の進捗状況を毎年度議会に報告することとなっておりますが、本町はいずれの比率もこの基準を下回っております。  以上、報告第2号の説明とさせていただきます。 33 ◯委員長(神長基子さん)  説明が終わりましたので、質疑を行います。
     質疑ありませんか。    〔「なし」の声多数〕 34 ◯委員長(神長基子さん)  なければ、本件に対する質疑を終わります。  報告第3号令和3年度音更町個別排水処理事業特別会計水道事業会計簡易水道事業会計及び下水道事業会計資金不足比率の報告についての件を議題とします。  説明を求めます。  鈴木公営企業管理者。 35 ◯公営企業管理者(鈴木康之君)  議案書の15ページをお開き願います。報告第3号令和3年度音更町個別排水処理事業特別会計水道事業会計簡易水道事業会計及び下水道事業会計資金不足比率の報告について御説明いたします。  令和3年度音更町個別排水処理事業特別会計水道事業会計簡易水道事業会計及び下水道事業会計資金不足比率について、地方公共団体の財政の健全化に関する法律第22条第1項の規定により監査委員の意見をつけて次のとおり報告いたします。  各会計の名称につきましては、個別排水処理事業特別会計水道事業会計簡易水道事業会計下水道事業会計で、いずれの会計におきましても単年度における収支に赤字がなく、資金不足比率が算定されないため棒線の表示となっております。なお、括弧内は経営健全化基準であります。  以上、報告第3号の説明とさせていただきます。 36 ◯委員長(神長基子さん)  説明が終わりましたので、質疑を行います。  質疑ありませんか。    〔「なし」の声多数〕 37 ◯委員長(神長基子さん)  なければ、本件に対する質疑を終わります。 休憩(午後 1時03分) 38 ◯委員長(神長基子さん)  説明員入替えのため休憩します。 再開(午後 1時06分) 39 ◯委員長(神長基子さん)  休憩前に引き続き委員会を開きます。  認定第1号令和3年度音更町一般会計歳入歳出決算の認定についての審査に入ります。  第1款議会費を議題とします。  説明を求めます。  吉田議会事務局総務課長。 40 ◯議会事務局総務課長(吉田 寛君)  それでは、1款議会費について御説明いたします。決算書の75、76ページをお開きください。76ページ右側の備考欄で御説明いたします。  議員報酬等につきましては、議員20名分の議員報酬のほか、期末手当、共済費であります。続きまして、議員活動に伴います費用弁償、議長交際費、政務活動費、年4回発行しております議会だよりの発行経費であります。そのほか、事務局経費といたしまして、会議録調製のための反訳委託料、ホームページへ会議録を掲載するための経費などであります。  なお、別冊の主要な施策報告書の1ページに本会議、委員会等の議会の活動状況を掲載しておりますので御参照ください。  以上、議会費の説明といたします。御審査をよろしくお願いいたします。 41 ◯委員長(神長基子さん)  説明が終わりましたので、質疑を行います。  質疑ありませんか。  質疑がなければ、本款に対する質疑を終わります。  第2款総務費を議題とします。  説明を求めます。  八鍬総務部長。 42 ◯総務部長(八鍬政幸君)  それでは、2款総務費について御説明を申し上げます。決算書は同じく75、76ページの中段からでございます。なお、別冊の決算に係る主要な施策報告書につきましては1ページから6ページまでとなりますので、併せて御参照いただきたいと存じます。また、説明につきましては、決算書の備考欄により、項目の主なものについて御説明をさせていただきます。  はじめに、1項総務管理費、1目一般管理費であります。パートタイム会計年度任用職員通勤費につきましては、通年及び短期雇用を合わせて180名分の通勤費であります。  少し飛びまして庁舎管理費につきましては役場庁舎に係る管理委託料などでありまして、令和3年度においては、工事請負費として教育委員会情報システム課、危機対策課の執務室等を改修しております。  また、庁舎施設整備費につきましては、庁舎の東側通用口のひさし及び南側休憩広場などの整備を行った費用であります。  次に、郵便料、電話料など事務経費等の一般管理事務費のほか、次ページ、77、78ページに参りまして、表彰受賞者選考委員会費及び表彰費につきましては音更町表彰に係る費用で、令和3年度は9名の方々を表彰させていただきました。  このほか、管内18町村で構成されます十勝町村会負担金、北海道市町村総合事務組合負担金などであります。  次に、2目職員厚生費であります。職員研修費につきましては、派遣研修、職場外での能力開発や専門研修、職場内研修などを含めまして延べ145名が受講しており、このうちオンラインによる研修は65名となっております。  職員健康対策費は、職員及び会計年度任用職員の人間ドック、健康診断や産業医などによるメンタル指導などに係る費用であります。  次に、3目電算情報管理費であります。住民記録等基幹システム管理費につきましては、住民基本台帳、印鑑登録などの各種業務システムに係る総合行政クラウドサービスの使用料であります。  一つ飛びまして社会保障・税番号制度対応費につきましては、マイナンバーカードにおける情報連携を担う自治体中間サーバー負担金、情報連携のためのシステム改修費用等であります。  町税の賦課・収納管理費につきましては、町税の課税に係る各種業務委託費用及びシステム運用保守費用であります。  4行ほど飛びまして庁舎LAN管理費につきましては、職員に配備しておりますパソコンネットワークや維持管理に要する費用であります。  次に、このページ下段から次ページ、79、80ページ上段にかけまして4目防災諸費であります。自主防災組織活動用品整備事業費につきましては、レスキューセットなどの防災資機材を含む地域防災倉庫6棟を整備した費用であります。  災害用備蓄関係整備事業費につきましては、保存期限を迎えるアルファ米や粉ミルクなどの非常食と紙おむつ等の生活用品を更新しております。また、避難所における感染症対策として、非接触型検知器やエアベッドなどを計画的に整備したところであります。  各種災害ハザードマップ整備事業費につきましては、概要説明でも御説明いたしましたが、4年ぶりに更新いたしましたハザードマップ更新に係る費用であります。  79、80ページをお開き願います。中段の5目公平・固定資産評価審査委員会費につきましては、後ほど監査委員事務局長から御説明を申し上げます。  次に、6目開町120周年記念事業費につきましては、町史編さん事業のほか、昨年10月15日に挙行いたしました記念式典、記念表彰、記念事業に係ります費用であります。  続きまして、2項徴税費、1目税務総務費であります。下から2段目の町税過年度還付金及び還付加算金につきましては、個人や法人に係る町民税など、過年度分の還付金及び還付加算金であります。  その他事務費につきましては、消耗品や納税通知書の印刷費などに係る事務経費であります。  81、82ページをお開き願います。2目収納管理費であります。十勝圏複合事務組合負担金につきましては、滞納整理機構への一般会計分の負担金であります。  その他事務費につきましては、収納管理に係る金融機関への調査手数料や口座振替依頼書、封筒などの印刷製本費などであります。  次に、3項消防費、1目常備消防費であります。とかち広域消防事務組合への音更町分担金につきましては、とかち広域消防局の運営に要する共通経費に係る分担金であります。  音更消防署費につきましては、音更消防署における職員52名分の人件費のほか、庁舎管理費や消防車両関係費などであります。  公債費につきましては、平成28年度に更新しました化学消防車及び令和元年度に更新した救助工作車に係る償還金及び償還利子であります。  次に、2目音更町消防団に係ります非常備消防費であります。団員報酬につきましては、消防団員150名分の報酬であります。  活動旅費につきましては、団員の訓練等での費用弁償、普通旅費であります。  車両関係費につきましては、各分団に配備しております消防車両11台に係る燃料費のほか、車検整備費などであります。  分団庁舎維持管理費につきましては、7か所の分団庁舎に係る施設維持管理費であります。  北海道市町村総合事務組合負担金につきましては、団員の公務災害補償及び退職報償金支給制度などに係ります負担金であります。  音更町消防団創設100周年記念事業費につきましては、新型コロナ感染症の影響により、令和2年度の事業を令和3年度へ延期して実施したものであります。  次に、83ページ、84ページをお開き願います。3目消防施設費につきましては、主に消火栓の修繕費でございます。  次に、4項選挙費並びに83ページ、84ページの5項監査委員費につきましては、それぞれの事務局長から御説明を申し上げます。  以上、2款総務費のうち私の所管分に係ります説明とさせていただきます。御審査のほどよろしくお願いを申し上げます。 43 ◯委員長(神長基子さん)  次に、選挙管理委員会所管分について説明を求めます。  佐藤選挙管理委員会事務局長。 44 ◯総務課法制担当課長併選挙管理委員会事務局長(佐藤泰史君)  それでは、83ページ、84ページの選挙費について御説明いたします。内容につきましては、備考欄により主なものについて御説明いたします。  4項選挙費、1目選挙管理委員会費につきましては、選挙管理委員4名の報酬、費用弁償、その他委員会活動に要した一般事務費でございます。  続きまして、2目町長選挙及び町議補欠選挙費につきましては、昨年3月28日執行の音更町長選挙及び音更町議会議員補欠選挙に要した令和3年度分の執行経費で、ポスター掲示板の設置・撤去工事等に要した経費でございます。なお、この選挙につきましては、令和2年度と3年度の2か年にわたって経費を執行しており、全体では2,148万3,020円となっています。  続きまして、3目衆議院議員選挙費につきましては、昨年10月31日執行の第49回衆議院議員総選挙及び第25回最高裁判所裁判官国民審査に要した執行経費で、管理者、立会人等の報酬、費用弁償、職員の手当、ポスター掲示板等に要した経費でございます。なお、この選挙につきましても2か年にわたって経費を執行しており、全体では2,800万7,224円となりますが、これらの経費につきましては国からの委託金で財源措置がされています。  以上、選挙費の説明を終わります。御審査をよろしくお願いいたします。 45 ◯委員長(神長基子さん)  次に、監査委員事務局所管分について説明を求めます。  青砥監査委員事務局長。 46 ◯監査委員事務局長(青砥 正君)  それでは、決算書の79、80ページをお開きください。1項総務管理費の5目公平・固定資産評価審査委員会費でございますが、公平委員会、固定資産評価審査委員会各3名の委員の報酬、費用弁償でございます。  続きまして85、86ページをお開きください。上段の5項1目監査委員費でございます。備考欄の監査委員費につきましては、監査委員の報酬、費用弁償でございます。  負担金は十勝町村等監査委員協議会への負担金、その他事務費となっております。  以上、説明とさせていただきます。御審査をよろしくお願いいたします。 47 ◯委員長(神長基子さん)  説明が終わりましたので、質疑を行います。  質疑ありませんか。  坂本委員。 48 ◯委員(坂本夏樹君)  2点伺います。はじめに、76ページの役場庁舎南側休憩広場整備工事に支出がございます。これは下から水が出てくる公園の整備費用かなと思うんですけれども、この予算が補正されたときに、僕は本当にあそこに公園要るんですかということを問いました。その際は、そのタイミングで必要だという答弁でありましたので承知をしたところでしたけれども、具体的にあそこの公園がオープンしてどれぐらいの利用があるのか。本当にあそこに公園の整備が必要だったということの検証をしたいと思います。  次に2点目、これ例年のことだと思うんですけれども、82ページの消防費の常備消防費については不用額が発生しないということが例年の決算だと思います。これ、予備費なんかも10万円、不用額がないというような、その辺りの理由をお聞かせ願いたいです。  以上です。
    49 ◯委員長(神長基子さん)  木谷総務課長。 50 ◯総務課長(木谷康臣君)  役場庁舎南側休憩広場の関係でございます。こちらのほうは、整備としましては令和3年5月21日から10月20日までということで工事のほうをさせていただきまして、本年、4年の6月に供用開始したような形になっております。それ以降は、お近くの音更認定こども園の児童さんですとか、それから大谷幼稚園の児童さんですとか、そういった方々に御利用いただいているというのもありますし、本年8月には十勝毎日新聞のほうにも掲載をさせていただいて、利用の促進を図っているところでございます。  具体的に何名利用されているというのは現在のところ取っておりませんので、利用数についてはちょっとこちらのほうでは把握はしていないところでございます。  以上でございます。 51 ◯委員長(神長基子さん)  鵜澤消防担当参事。 52 ◯消防担当参事(鵜澤明宏君)  とかち広域消防事務組合の負担金の扱いでございます。これはとかち広域になるときに負担金の取扱いを定めております。負担金は、残額や不用額が見込まれても分担金の減額補正はしないことで繰越金としております。繰越金は原則、当該会計の翌々年度の当初予算に充当するようになっております。  以上になります。 53 ◯委員長(神長基子さん)  坂本委員。 54 ◯委員(坂本夏樹君)  この予算を組むときに、公園をそこに造る理由を問いました。地域的な公園の面積、不均衡がないのか。近くの保育園、幼稚園の園児たちが使っていただくのは大変結構なんですけれども、改修に伴って古い噴水がなくなったというのも相まってああいった水場の公園になったと思うんですけれども、本当に喜ばれているんですかね。印象として近くの子どもたちが遊びに来ているからというようなことなんでしょうけれども、私にとってはクエスチョンの部分があります。  常備消防費については、この内容については、その監査がされていると思いますので、それについては承知いたしました。  以上です。 55 ◯委員長(神長基子さん)  八鍬総務部長。 56 ◯総務部長(八鍬政幸君)  1点目の南側の広場の件でございます。あそこの公園につきましては、今まで庁舎前にありました噴水とはちょっと形態を変えまして、ミスト系のものになっております。利用されている方に聞きますと、普通の噴水というよりは、ああいうふうに子どもたちが遊びながら、水浴びまではいかないんですけれども、涼んでいけるというところがありまして、保護者の方のお話も聞くと、暑い夏にああいう、噴水というのは各公園にはあると思うんですけれども、ミスト系の噴水というんですか、ああいうものはなくて、やっぱり見た目も含めてすごく涼める雰囲気、感じがあるということで、実際私もあのときに、取材のときに御一緒させてもらってお話を聞きましたけれども、やはり暑いときにああいうものを見ると心が涼むというんですか、そういった、体感ではなく、感覚的に涼めるというような場所でもあります。  ああいう公園は、近くにある公園とまた一種趣向を凝らした公園でもありますので、正直造ってよかったなというふうには思っていますし、いろいろ御意見はあろうと思いますが、今後ともPRをして、ぜひあそこで暑い夏を心を安らんでいただければというふうに町としては思っているところでございます。  以上です。 57 ◯委員長(神長基子さん)  小野町長。 58 ◯町長(小野信次君)  坂本委員さんがあのときに強く私はという御意見を述べられていたことはよく分かります。そんな喜ばれている声があるのかというお話を今伺いました。これは間違いなく声は届いているんでなくて、その利用者も含めて、あるいは高齢者の皆さん方も、役場に来てあの公園、逆に言ったらよかったというお話を届けてくれて、今年は暑い日が続いたということで、それもあるけれども、この近辺にそういった施設がない。やはりそういった意味ではよかったという声が届いているということだけは間違いないんで、そこだけ申し伝えておきます。  以上。 59 ◯委員長(神長基子さん)  ほかに質疑ありませんか。  方川委員。 60 ◯委員(方川克明君)  決算書の78ページの職員厚生費、職員健康対策費770万の部分ですけれども、主要な施策報告書は2ページの一番下であります。職員の健康対策、職員の安全衛生管理規程に基づいて健康診断等を実施しているということで、まず1点目ですけれども、健康対策で、健康診断、人間ドックのほか、毎年ストレスチェックを継続して実施してきているというふうに思いますけれども、職員のストレスチェックの受検率はこの間どのようになっていますでしょうか、まずそれが1点。  それと、主要な施策報告書の2ページにある保育士職の職業病特別健康診断、保育士さんの特別な職業病診断というのは、例えば、営林局職員のチェーンソーを使う頸肩腕症候群とかいろいろ職業病にはありますけれども、保育士さんの特別健康診断というのはどのような内容なのかが2点目。  それから、施策書のその下にある(2)番目、産業医による健康診断指導というのが実施されているということですけれども、特に産業医さんから特別、特異な健康診断の指導などがあった事例があるのでしょうか。  以上3点についてお願いします。 61 ◯委員長(神長基子さん)  木谷総務課長。 62 ◯総務課長(木谷康臣君)  まずストレスチェックの関係でございます。受検者数につきましては正職員258名で未受検が18人ということで、受検率のほうは93.5%、それから会計年度任用職員につきましては129名が対象でございまして、未受検が29人ということで受検率が81.6%、合わせますと387人が対象者でございまして未受検が47人ということで、受検率としましては89.2%となってございます。  それから2点目でございまして、保育士の職業病特別健康診断の関係でございますけれども、こちらについては、子どもを抱きかかえたりするということの作業があるものですから、腰痛の健康診断というようなことになってございます。  それから、3点目の産業医の面談でございますけれども、3年度にあっては19件ほどの面談の実施を行ってございます。その中で主なものとしましては、健康診断に基づいてのアドバイスですとか生活習慣の改善のアドバイスですとか、あとは時間外勤務が多い場合の健康状態のアドバイスですとかそういったことの内容でございますので、特異なものがあったかと言われますと、特異なものとしてはないかなというふうに把握しております。  以上です。 63 ◯委員長(神長基子さん)  方川委員。 64 ◯委員(方川克明君)  今答弁いただきましたけれども、ストレスチェック、職員、会計年度職員含めて387の47の89.2%ということですけれども、これは、この率は令和2年度、この過去3年の中でどのように受検率は上がってきているのかどうかを教えていただきたいと思います。  それから、保育士さんの職業病の部分、子どもを抱きかかえるということで腰に負担がかかる、腰痛の部分ですけれども、腰痛の職業病に該当するよというような保育士さんはいたのでしょうか。何人ぐらいいたのかどうか、その2点教えてください。 65 ◯委員長(神長基子さん)  木谷総務課長。 66 ◯総務課長(木谷康臣君)  ストレスチェックの関係でございます。令和2年度に実施しましたストレスチェックに関しましては、全体でいきますと375人対象でございまして未受検のほうが40人、受検率が90.4%ですから、受検率からしますと若干落ちておりますけれども、ほぼ同じぐらいの割合かなというふうに考えております。  それから、保育士の職業病特別健康診断の関係でございますけれども、おっしゃられるような指摘のあった方についてはいらっしゃらないということで把握しております。  以上です。 67 ◯委員長(神長基子さん)  ほかに質疑ありませんか。  山川光雄委員。 68 ◯委員(山川光雄君)  直接令和3年度の支出はありませんけれども、その前の年に防災事業の関係で防災の戸別受信機を整備して、700台というようなことで説明を受けたわけでありますが、その際に、実際に利用している台数が約400台近くまで至っていなかったということでありましたので、昨年度、この戸別受信機、残った受信機について活用されたのかどうか、その点をお伺いしたいと思います。 69 ◯委員長(神長基子さん)  永谷総務部次長。 70 ◯総務部次長(危機対策担当)兼危機対策課長(永谷全功君)  戸別受信機の関係でございます。議員おっしゃるとおり700台のうち、令和3年度につきましては個人に274台希望によって貸与しているところでございます。あと社会福祉施設に59台、合わせまして333台を貸与している状況です。保管している戸別受信機については367台あるんですけれども、当然希望する方に貸与すると同時に、小中学校等の公共施設、また、避難所となり得る施設に設置するなど、活用方法について研究を進めているところでございます。  以上でございます。 71 ◯委員長(神長基子さん)  ほかに質疑ありませんか。  小澤委員。 72 ◯委員(小澤直輝君)  1点お願いします。78ページの自主防災組織活動用品整備事業費ですけれども、概要を見ますと様々配備され、設置をされているというふうに思いますけれども、実際に、自主防災組織というのは約8割ぐらいもうできているという話なんですけれども、こういった用品を使っての訓練というのは実際どのぐらい自主防災組織の数としてやっているのか教えていただければと思います。 73 ◯委員長(神長基子さん)  永谷総務部次長。 74 ◯総務部次長(危機対策担当)兼危機対策課長(永谷全功君)  自主防災組織の訓練でございます。防災倉庫、3年度は6か所設置をさせていただいております。その6か所の自主防災組織に対して、中に保管しております資器材の取扱訓練を実施しております。そのほか、昨年は18件の出前講座がございました。その中で、大体出前講座というのは防災倉庫を置いている公園等で行っております。そこで必ず中の資器材を点検を含めて取扱訓練をしている状況でございます。  以上でございます。 75 ◯委員長(神長基子さん)  小澤委員。 76 ◯委員(小澤直輝君)  様々な訓練を既に実施しているということでありましたけれども、今それこそ台風、この前九州に来まして大変な災害の今状況にある中で、たくさん倉庫あるのは私もすごく町の中にあって見るんですけれども、実際に災害が起こったときにどれだけの町民の方がこれを実際に活用できるのかというのがやっぱり今後の課題になるかなというところで私も思っております。自分自身もそういった防災士の資格を取りまして、前回防災士同士とそういった交流もしました。そういう部分ではもっとこういった形を全面的に出していろんな活動をできるように危機対策のほうにぜひお願いしたいですし、私たちも全力で協力したいというふうに思っていますのでよろしくお願いします。  以上です。 77 ◯委員長(神長基子さん)  ほかにありませんか。  ほかに質疑がなければ、本款に対する質疑を終わります。 休憩(午後 1時39分) 78 ◯委員長(神長基子さん)  休憩します。10分程度休憩いたします。 再開(午後 1時48分) 79 ◯委員長(神長基子さん)  休憩前に引き続き委員会を開きます。  第3款企画費を議題とします。  説明を求めます。  吉田企画財政部長。 80 ◯企画財政部長(吉田浩人君)  それでは、決算書の85、86ページをお開きいただきたいと存じます。3款企画費について御説明いたします。なお、別冊の決算に係る主要な施策報告書の6ページ、7ページにつきましても併せて御参照いただきたいと存じます。  はじめに、1項1目企画費でありますが、備考欄に記載しております各項目の主なものについて御説明いたします。十勝圏活性化推進期成会負担金については十勝圏域の地域づくりの推進、また、十勝圏複合事務組合負担金は広域事業等を推進するためにそれぞれ負担金を支出しているものです。  路線バス維持対策補助金については、拓殖バス12路線、十勝バス3路線の計15路線の赤字対策分として6,042万1千円を助成したところです。  農村地域予約制乗合タクシー運行事業費については、農村地域を二つのエリアに分け、デマンド方式により運行しているところですが、利用者総数は延べ815人となったところです。運行事業者に対し、運行経費の総額から運賃収入と国庫補助金を除いた706万5千円を助成したところです。  公共交通活用地域活性化交流推進事業費については、北海道と管内1市16町村が連携し、十勝圏域内外の公共交通の利用促進を図り、圏域の魅力向上と交流人口の拡大を目指す地方創生推進交付金を活用した事業です。事業期間は令和3年度から3年間で、3年度は公共交通に関するニーズや利用実態調査を実施したところであります。  総合計画推進管理費については、総合計画及び総合戦略の推進状況について外部評価をいただくため、町民10名で構成する総合計画推進委員会を設置するとともに、5回の会議を開催し、各施策の検証、評価を行ったところです。  総合計画策定関係費については、令和2年度に策定した第6期総合計画書のデザイン、レイアウトの作成及び印刷製本に要した費用です。
     まちづくり推進対策費については、まちづくりを推進するために例年取り組むべき施策を主題とした講演会等を開催しているものですが、3年度は男女共同参画まちづくり講演会を開催したところです。  ふるさと寄附金関係費については8億332万6,520円の支出済額で、その内訳は、返礼品をはじめ広告料やクレジット決済手数料、地域振興基金への積立金などです。なお、寄附金については5億2,218万4千円となったところです。  ふるさと介護福祉士育成支援事業費については、介護福祉士に係る人材育成として帯広大谷短期大学の社会福祉科介護福祉専攻に進学する学生に就学サポートを行うもので、21名の学生に対し、授業料、研修経費等の一部を補助したところです。  移住対策関係費については、移住体験の実施に係る賃貸料や消耗品等の経費のほか、移住者向けパンフレットの作成や移住関係雑誌への広告料などです。  音更町・帯広大谷短期大学包括連携事業補助金については、町と大谷短期大学が連携して実施する学生募集強化事業や在宅高齢者電話サービス事業などに対する補助金であります。  たいとう・すみだ連携交流事業費については、十勝管内18町村と東京都の台東区、墨田区が連携して両地域の関係人口の創出、拡大を目的とした事業で、事業主体である東京都特別区長会に対する負担金です。  農村地域光回線網整備事業費については、光回線が未整備となっておりました農村地域全域において民設民営による整備を行い、町内全域で高速ブロードバンドサービスが利用できる環境を整えたところです。総事業費は10億3,925万4千円で、このうち、国からの補助金と事業実施主体である東日本電信電話株式会社の負担分を除いた5億6,874万3千円を負担金として支出したものです。なお、本年4月5日から利用申込みの受付が開始されたところですが、7月15日時点で460回線の申込みがあり、順次引込み工事が行われているところです。  次に、2目財産管理費でありますが、町有地測量等委託料については、町有地の売払いに係る分筆測量等の委託料のほか、道の駅おとふけの移転オープンに合わせて実施した周辺地域の字名改正に係る委託料などであります。  町有地等管理費については、普通財産として管理しております町有地の草刈り等の維持管理費のほか、旧昭和小学校の後利用に伴う駐車場整備費などです。  建物災害共済分担金については、町が所有する建物及び設備工作物630件分の共済分担金であります。  基金積立金については、地域振興基金ほか10の基金へ支出したものです。  87、88ページをお開きいただきたいと存じます。次に、2項1目統計調査費でありますが、経済センサス費(活動調査)につきましては、全産業分野の収入や費用など事業所、企業の経済活動を全国的に調査するもので、5年ごとに実施される国の基幹統計調査でありますが、調査員18名の報酬のほか、事務用消耗品費や郵便料など調査に要した経費です。  また、その他統計調査費については、学校基本調査に係る経費であります。  次に、3項1目広報広聴費でありますが、広報発行費については、毎月発行している「広報おとふけ」などの発行に要した経費です。  町内会交付金については、181町内会に戸数割等により2,096万5,200円を交付したところです。  潤いと思いやりの地域づくり事業補助金については、地域福祉・安全事業64件、地域交流事業5件、地域環境美化事業75件、地域緑化事業36件、地域防災組織活動事業48件、町内会加入促進事業42件の計270件、135の町内会等に対して助成したところです。  非核・平和運動関係事業費については、非核平和のまち宣言を記載した花と野菜の種子を配布したほか、図書館及びプロスパ6において非核平和パネル展を開催するとともに、核兵器禁止条約の早期締結を求める署名活動など各種事業に取り組んだところです。  以上、3款企画費の説明とさせていただきます。御審査のほどよろしくお願いいたします。 81 ◯委員長(神長基子さん)  説明が終わりましたので、質疑を行います。  質疑ありませんか。  石垣委員。 82 ◯委員(石垣加奈子さん)  2点ほどお伺いします。まず、ふるさと介護福祉士育成支援事業についてですが、学生数は21名ということが分かったんですが、卒業生の本町での就職人数が分かればお伺いします。  あと、これは毎回聞いていることですが、介護福祉科を専攻する学生が減っていると思います。今後さらに減った場合、この学科が続けられないということがないかどうかを確認させてください。  もう一点はコミバスについてお伺いします。令和2年度はコロナの影響でかなり利用者数が減ったんですが、令和3年度は少し回復したのかなと思います。コミバスは交通弱者の足として使われており、病院や公共施設、買物に利用する方が多いと思います。買物に利用する際、共栄コミセンのバス停だとスーパーオーケーに買物に行くと思うんですが、その際道路を渡らなければならないんですけれども、そういった不便があるというような声が届いているかどうかお伺いします。 83 ◯委員長(神長基子さん)  早苗企画課長。 84 ◯企画課長(早苗光徳君)  まず1点目のふるさと介護福祉士の関係の御質問でございます。令和3年度に本町が学生を支援した方のうち就職された方については12名、このうち町内に就職された方は3名という状況になってございます。  それから、減った場合のこの学科のその後ということの御質問かと思いますが、本町においては、このふるさと介護福祉士、この事業を立ち上げたときから、介護に携わる生徒、卒業してから就職してこの仕事に携わっていただく方というのはとても重要な人材であると認識をしておりますので、委員おっしゃるとおり、年々入学される学生は若干減少傾向にはありますが、今後も短大さんと連携をいたしまして、入学生がどんどん増えるように連携して取り組んでいきたいと思っておりますし、減ったからといってこの事業をなくすということは考えておりませんし、今後も有効に活用してそういった業務に携わる人を育成してまいりたいと考えております。  それから、コミバスの関係でございますけれども、おっしゃるとおりコミバスの起点、終点が共栄コミセンということになっておりますので、そこから買物に行かれる方については、おっしゃったように、オーケーに行く方については道路を渡らなければいけませんが、そういった点で不便があるというような苦情といいますか、そういう意見等はいただいてございません。  以上でございます。 85 ◯委員長(神長基子さん)  石垣委員。 86 ◯委員(石垣加奈子さん)  まず、本町に就職された方が3名ということで、これまでも毎年本町で就職されている方がいるので、これは大事な事業ですし、人数が減ったとしても、この介護士は成り手も少ないですし、人材を育成するためには必要、重要な役割を果たしていると思いますので、今後も学生が集まるように広報していただければなというふうに思います。  バスについてですが、私のほうではちょっと、やっぱり道路を渡るのが大変だという話も聞いていまして、例えば帯広では大型スーパーの敷地内に路線バスの乗り降りができる箇所があるんですけれども、そういったことがコミバスでもできないのかなというようなお話もありました。あと、今後町内で大型スーパーの出店が行われると思います。オープンされますが、バス停の見直しというのは恐らく平成28年にされて以降されていないのかなと思うんですが、今後見直しというのは行われる予定があるのかお伺いします。 87 ◯委員長(神長基子さん)  早苗企画課長。 88 ◯企画課長(早苗光徳君)  今のコミバスに関する路線の見直し等に関する御質問だと思いますが、本町では公共交通網計画というのを策定しておりまして、平成29年度から5か年、令和3年度で終了の予定だったんですが、広域の計画と整合性を図るように1年延長しておりまして、現在策定の作業中でございます。来年度から公共交通網の新たな計画を策定する準備を進めておりますので、この中でいろいろな、アンケート調査も行っておりますし、いろんな意見も頂戴しておりますので、そういった意見も反映しながら、今、委員おっしゃったように、反映できるものがあれば、その計画の中で策定に関係づけていければいいのかなというふうに考えております。  以上でございます。 89 ◯委員長(神長基子さん)  ほかに質疑ありませんか。  平子委員。 90 ◯委員(平子勇輔君)  88ページ、潤いと思いやりの地域づくり事業についてお伺いします。この事業の区分の中で地域交流事業というのが、コロナ禍の中で地域の行事が大分減っていますので、数字を見ると、前年、前の年だとかを見ると大分減っていると思うんですけれども、決算額でいくと例年大体1千万前後ぐらいの決算額になっていると思うんですけれども、今後、コロナ禍、ウィズコロナといいますか、地域での行事が増えていくことが予想されると思うんですけれども、ここの件数がまた増えたときに対応できるものなのかどうなのか、どのようにお考えかお答えください。 91 ◯委員長(神長基子さん)  赤崎広報広聴課長。 92 ◯広報広聴課長(赤崎範子さん)  潤いと思いやりの地域づくり事業なんですけれども、確かにコロナ禍におきまして交流事業の件数は減っております。以前は毎年15から16件の御利用があったんですけれども、この2年ほどは3件、4件という状況になっています。潤いと思いやりの地域づくり事業は、皆さんから求められるものには応えていきたいという考えでおりますので、この数がコロナ前に戻っても対応できるというふうに考えております。  以上です。 93 ◯委員長(神長基子さん)  平子委員。 94 ◯委員(平子勇輔君)  上限がないというようなイメージで認識しました。地域の方からも、この補助金が地域で行事やるときに非常に心強いというかありがたいというような声もお伺いしていますので、ぜひ継続してもらいたいと思います。 95 ◯委員長(神長基子さん)  ほかに質疑ありませんか。  松浦委員。 96 ◯委員(松浦波雄君)  2点確認なんですけれども、公共交通活用地域活性化交流推進事業なんですけれども、これは説明がありましたように令和3年から3年計画で行う事業ということでございますが、令和3年度については恐らく公共交通に関するニーズ及び利用実態調査を行われたのかなというふうに思うんですけれども、その調査の方法だとか、どのようにして調査したのかということと、どのようなニーズ等があったのか、もしまとめているんであればそれをお答えいただきたいと思います。  次に、恐らく企画の事業じゃないのかと思うんですけれども、結婚新生活支援事業というのがあったのかなというふうに思うんですけれども、これがどれぐらい支援件数があったのか、これについてもお答えください。 97 ◯委員長(神長基子さん)  早苗企画課長。 98 ◯企画課長(早苗光徳君)  まず1点目の公共交通活用地域活性化交流推進事業の調査に関する御質問でございます。この事業でありますけれども、まず調査の委託先が、受託コンソーシアムとして一般社団法人北海道開発技術センター、構成員が株式会社ドーコンさんということになっておりますが、ここに委託をしておりまして、現況調査といたしまして公共交通の利用実態調査、それから位置情報アプリを活用した行動履歴取得調査、それから地域住民向けワークショップの実施、これは中札内村と大樹町を対象に実施しておりまして、そのほか観光客や移住希望者の誘導に向けた新たな交通旅行商品の仕組みに関する検討などを行っております。  対象としたその人数等はちょっと現在承知しておりませんが、調査の内容については以上のことでありまして、引き続き令和4年度も同様に委託を行っておりまして、その結果を基に広域の公共交通の計画に反映させるということになっておりますので、それと整合性を図る形で先ほども申し上げました本町の公共交通計画に反映させていきたいというふうに考えております。  それから、2点目の結婚新生活支援事業につきましては、担当が子ども福祉課ということになっておりますので、詳細についてはこちらでは今のところ承知をしておりません。  以上でございます。 99 ◯委員長(神長基子さん)  松浦委員。 100 ◯委員(松浦波雄君)  それでは2点目は取り下げいたします。  1点目の、今、公共交通活用地域活性化交流推進事業ということについてはおおむね理解いたしました。いずれにしましても、これが十勝圏内外の公共交通の利用促進を図って、圏内の魅力向上と交流人口の拡大を目指すということにつながっていくということに思いますので、特に音更については道の駅を含め、それについては非常に可能性のある場所なのかなと私は思っております。  いずれにしましても公共交通はなくすわけにはいかないし、公共交通によって、この間もちょっと話題に出ましたゼロカーボンシティですか、それにも貢献するものというふうに考えますので、これについてはしっかり調整しながらいいものにしていただきたいということを要望して終わります。 101 ◯委員長(神長基子さん)  ほかに質疑ありませんか。  上野委員。 102 ◯委員(上野美幸さん)  路線バス維持対策補助金について教えていただきたいと思います。運行経費の一部を国及び道の制度に基づき補助したというふうに書いてあります。この辺のところは町からも補助があるのかどうかということと、前年度と比べて決算額が500万以上違うというところで、この要因になっているものは何なのかということをもし捉えていましたらお伺いしたいと思います。 103 ◯委員長(神長基子さん)  早苗企画課長。 104 ◯企画課長(早苗光徳君)  路線バス維持対策の経費の御質問かと思います。路線バスにつきましては、委員おっしゃったように国と道が補助金を出して、その補助残を路線バスが走る沿線自治体で協調して負担をし合っているということになってございます。  それで、確かに昨年と比較いたしますと533万8千円増えてございます。その要因といたしましては、まず路線バス、この維持費を補助している会社が十勝バスと拓殖バス、この2社に補助をしているわけでありますけれども、いずれも乗降するお客さんが減っていると。確かにコロナの影響で路線バスに乗る方の人数が減っているということで、運賃収入が減っているということがまず大きな要因かと思います。  ただ、十勝バスにつきましては、人件費カットですとか経費削減を徹底しましてキロ当たり経常費用が減少しております。確かに経常収支も上回っているんですが、そういったところを見ますと、十勝バスについては昨年と比較いたしますと150万9千円ほど補助額が減っているという状況にございます。逆に拓殖バスさんにつきましてはキロ当たり経常費用が増加しておりまして、経常収益も減少している中で、そういった要因から拓殖バスさんについては前年から比べますと684万7千円と増額になってございます。そういった要因から、各社それぞれ要因がございまして増減はありますけれども、総体的に両社合わせますと533万8千円の増という状況になったということでございます。  以上でございます。 105 ◯委員長(神長基子さん)  上野委員。 106 ◯委員(上野美幸さん)  ありがとうございます。この2社のバスは生活交通路線として本当に重要だなというふうに考えます。町民の方の本当の足となっているものだと思いますが、この数字から、今教えていただいた数字から見える課題というものも出てくると思いますので、その課題についてももちろん議会共々発信していくというか、少しでもコロナが落ち着きつつ、利用してもらえるというところを確認しながら、町ともそういう発信をしていきたいなということで、この数字から見える課題ということでお聞きしました。ありがとうございます。 107 ◯委員長(神長基子さん)  ほかに質疑ありませんか。  山川秀正委員。 108 ◯委員(山川秀正君)  私も今その路線バスの問題質疑をしたいなと思ったんですけれども、全国的に言いますと、ここの地域でいえば、国鉄士幌線等々が廃止になって、代替としてバスが走ったと。そのバスを維持するために補助を出してという、そういう流れは十分理解もしますし、今皆さんから発言あったとおり、公共交通の大切さもそのとおりだと思うんですけれども、全国的に見ますと、この路線バス維持対策費そのものの算出の仕方等々含めて今検討されているという話が聞こえてくるんですけれども、そういった点についてはいかがでしょうか。  それからもう一点は、一つ前から気になっていて、どこのタイミングで言おうかと思っていたことなんですけれども、今回の一般質問で私ゼロカーボンシティという話をしましたけれども、そういう状況の中でラリー北海道支援、ここが、二酸化炭素排出という、そういうところとの整合性を考えると、そろそろ終えんを迎えてもいいんでないかというふうに率直に私は思っているんですけれども、その点についての考え方もお伺いをしたいと思います。 109 ◯委員長(神長基子さん)  吉田企画財政部長。
    110 ◯企画財政部長(吉田浩人君)  1点目の路線バスについての御質問であります。先ほど課長のほうから御答弁させていただきましたとおり、やはりコロナ禍の影響によって利用者人数が減っていると。これ、経常費用、これを改善するにはやっぱり利用者を増やしていかなければならないんですけれども、なかなかコロナ禍でそういった利用人数が上がってこないというところです。  今お話ありましたとおり、今の制度的な見直し、これは私どもも必要であるというふうに認識をしております。ここにつきましては、十勝圏活性化推進期成会、ここを通じて国に対して地域交通の維持支援に関する要望も上げさせていただいているところであります。例えば補助対象経費の上限額の引上げですとか地域の実情に配慮した評価の仕組み、それから近年の燃料価格の高騰、それから人件費の増加、こういった影響が速やかに反映されるような算定方式、こういったところについて要望もしているところで、国のほうでもその辺については検討もしていただいているというような状況でありますので、引き続き国に対してそういった十勝圏域によって強く要望してまいりたいと考えておりますし、関係機関とも路線の維持確保に向けて引き続き協議もさせていただきたいというふうに考えております。  以上です。 111 ◯委員長(神長基子さん)  早苗企画課長。 112 ◯企画課長(早苗光徳君)  2点目のラリー北海道への今後の支援についてということの御質問かと存じます。このラリー北海道につきましては、本町の林道を通るレースということで、かなり多くの方が現地で観戦するなど大変人気のあるイベントでございまして、この中心となっておりますのがラリーを成功させる会音更、この中でも事務局が商工会ということで、多くの方がこの会の中に加わりまして支援をしながら、多くの方に喜んでいただきながら音更町に多くの方に来ていただきたいと、そういう熱意の下で過去何年も支援してきた経緯があります。  こうした実情を踏まえますと、確かに林道の中といえどもあれだけの多くの車が走るわけですから、環境に影響があるということは間違いないと思いますが、実際にどのぐらいの影響があるかということは私もちょっと存じ上げておりませんが、先ほども言ったように、商工会が中心となりまして多くの方にお楽しみいただいているというイベントでもございますので、当面は音更町としても、ラリーを成功させる会音更と一緒にこのイベントの成功に向けて支援をしていきたいというふうに考えてございます。  以上でございます。 113 ◯委員長(神長基子さん)  山川秀正委員。 114 ◯委員(山川秀正君)  路線バスについてはそういう検討をされているということで、私自身もそういう理解をしていたんですけれども、ただ、今の説明の中でも、コロナ禍での乗客減った、これを、何といいますか、隠れみのと言ったら失礼な言い方ですけれども、それを盾に取って赤字増えているのを合理化しているんでないか。当然沿線に住んでいる住民が大きく減ってきているわけですよね。そういう状況もきちっとやっぱり把握をして、先ほど答弁があったように、ぜひ国に対して、今の状況の中では自治体の負担についてもやっぱり一定の限度があることも事実だというふうに率直に思います。そういった点では、ぜひそういう働きかけをより一層強めていただきたいというふうに要望しておきたいと思います。  それから、ラリー北海道、意義等々について、それから経過、歴史的な経過については私自身も承知しているつもりですけれども、ただ、一般質問のときも触れさせていただきましたけれども、これからゼロカーボンを目指すという状況の中での住民、町民といいますか、そこに対してもいろいろな情報を発信していかなければならないと。そういう役割も町はやっぱり担っているんだというふうに率直に思うんですよね。町民が楽しんでいるから、少々いろいろなことがあっても、環境にちょっと悪い影響を与えたとしてもしばらくはこのまま続けるというんでなくて、こういう影響もあるという、そういうことについてもやっぱり一定きちっと議論、まずはそういうことを議論するテーブルにのっけるとか、そういうことからゼロカーボンを目指す意識を醸成していく、そのことが大事な課題かなというふうに思っていましてこの間ずっとこのラリー北海道支援見ていたんです。  以前はこのラリー北海道以外にもまたラリージャパン等々の支援もあったんですけれども、それについてはなくなったんですけれども、ラリー北海道についてもそういう視点から議論することも大事なことかなと。そのことなしに地球環境を守れないんだよということをやっぱりお互いに意識しながら、そうしたらどうやってやるのがいいのかとか、そういうことについてぜひ議論をするような機会をつくっていただきたいと思います。  以上です。 115 ◯委員長(神長基子さん)  吉田企画財政部長。 116 ◯企画財政部長(吉田浩人君)  2点目のラリーのお話でありますけれども、これは、先ほどもありましたけれども、歴史ある大会でありますので、本町としても支援しながらこれまで続けてきたという経過ではあります。今お話ありましたとおり、影響についてということもありますので、この辺については、主催者ともその辺の確認をさせていただきながら今後ちょっと検討もさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 117 ◯委員長(神長基子さん)  宮原副町長。 118 ◯副町長(宮原達史君)  今の件なんですけれども、今温暖化対策の区域施策編というのをつくっているんですけれども、これについてはやはり町の事業だけでなく、町の事業者も含めて皆さん全体のことを今計画を策定しているわけですけれども、まさにこの計画でそういったゼロカーボンに対してどんな行動、どんなものが削減していくか、どういうものを避けていけばいいかというような町民の皆さんの意見とか声が出てくるような、そういう環境がこれから醸成されていくというか、そういうもののためにも今計画をつくっていますので、今すぐというわけにはいきませんけれども、ゼロカーボンに向けてどんなところができることからやっていけるのかという、そういった中で議論されていくと思いますので、議論になるということは皆さんの意識がだんだん変わってくるということですので、ちょっと長い目で見ていただいてお願いしたいと思います。  以上です。 119 ◯委員長(神長基子さん)  ほかに質疑ありませんか。  坂本委員。 120 ◯委員(坂本夏樹君)  3点質問しますのと、4点目には資料の要求をしたいと思っています。まずはじめに203ページの債権でありますけれども、決算年度中の増減額があります。項目は三つですけれども、これが時効による不納欠損なのか返済されたものなのか、そこをお伺いしたいと思います。  2点目にふるさと納税でありますけれども、ふるさと納税いただいた額が令和3年度も5億円を超えました。令和2年度に続いての5億円超えということだと思うんですけれども、横ばいとも言えるのかなというふうに考えておりまして、この町としての評価と今後のふるさと納税に対する展望などをお伺いできればというふうに思っております。  三つ目ですが、広報の発行費が計上されておりますけれども、少し前に、職員やパートタイムの任用会計の方の広報の間配りというんですかね。チラシ入れというんですかね。そういった現場に立ち会ったことがあります。そのときに感じたのが、これは職員の皆さんがやるべきことなのかなというふうに思ったんです。  というのは、これまで音更町は民間委託をできるところから進めてきまして、トップランナー方式についても非常に評価をしているところなんですけれども、監査委員の意見にも、職員の人材確保・育成により更なる町政の発展に努められるよう要望するとありますので、具体的に広報のチラシ入れなんかは民間にお任せしたほうがいいんじゃないかなというふうに、そういった議論がかつてあったのか。そして、今後の展望についてもお示しいただきたいと思います。  四つ目の資料要求なんですけれども、財政運営計画見ますと遊休資産の有効活用というのがあって、行政目的としての活用が見込めない未利用財産、現在有償貸付を行っている財産について売却などの処分を計画的に進めますというふうに記載されております。昨日の山川光雄議員の一般質問の中でもそういった答弁をされています。ということで、こういった財産処分の計画があるんであれば、その計画を資料としてお示しいただきたいなというのが要望なんです。  といいますのも、僕、以前の発言で、こういった審査の特別委員会のときに、そういった町有財産の売払いの計画を示すことができるのかと問うたときに、できますというような答弁をいただいた記憶があるんです。この際ですので、そういった町有財産、具体的に言うと不動産、これの計画的な売却のスケジュールをお示しいただきたいと思います。  以上です。 休憩(午後 2時29分) 121 ◯委員長(神長基子さん)  休憩します。10分程度休憩いたします。 再開(午後 2時39分) 122 ◯委員長(神長基子さん)  休憩前に引き続き会議を開きます。  早苗企画課長。 123 ◯企画課長(早苗光徳君)  まず、1点目の地域総合整備資金貸付金の御質問でございます。これはいわゆるふるさと融資と呼ばれるものでありまして、町が起債でもって借り入れた資金を団体に地域総合整備資金として貸付けを行ったものでありまして、平成20年に償還期間10年で貸し付けたものが7千万、それから平成23年に、これも10年間で1億1,900万円貸し付けております。それから平成27年に償還期間が15年ということで1億8千万、それから平成28年に、これも償還期間が15年ということで1億2千万貸し付けております。それで、毎年、ここに記載のありますとおり、四つ合わせて3,833万2千円の返済があったということでございまして、毎年この額が減っていくということになってございます。  それから、2点目のふるさと応援寄附金の評価と今後の展望ということでございますが、先ほど坂本委員おっしゃったように、令和3年度の寄附金の額が5億2,218万4千円、それで、その前年の令和2年度が5億4,806万4,900円ということで、約2,508万円ほど減っております。平成26年にこの制度を開始しておりまして、当初、最初の年度が1億8,735万2千円ほどから始まりまして、若干寄附額が落ちた年もありましたが、年々増加傾向にあったということでございます。  それで、令和3年度が今申し上げましたように2,500万円ほど減額となったということでございますが、本町は制度開始以来、中間事業者に委託せずに、全て自前でこの制度を実施してまいりました。そのデータの出力ですとかその帳票の出力、それから封入封緘、全て職員で行っておりましたが、現在は、全国で見ますと8割を超える自治体が中間事業者に委託をしているという状況でございまして、十勝管内におきましても14の市町で委託をしているという状況にあって、本町においては現在も全て自前でやっているという中にあって、ポータルサイトの作り方ですとか、明らかに中間事業者に委託をしますと、一目瞭然でプロと素人の差が歴然と出てまいりますので、中間事業者に委託をしますと、やはり目に見えるように寄附金の額が上がっているという傾向にございます。  そういう中にあって本町においてはこれまで自前でやってきておりますので、これだけの寄附、年々扱っている返礼品の品の数も増やしてきておりますし、そういう状況にあって5億2千万円ほどの寄附を集めている状況にありますので、今後もそういった中間事業者への委託等も含めながら、それから返礼品の充実も今後もより一層努めてまいりたいと考えておりますので、今の現状に満足するのではなくて、返礼品の充実を併せて寄附金の額の増額に向けて取り組んでまいりたいというふうに考えておりますので、御理解いただきたいと存じます。 124 ◯委員長(神長基子さん)  深谷財政課長。 125 ◯財政課長(深谷邦彦君)  資料要求の件でございます。不動産、町有地の処分計画ということで資料要求の御要望いただいたところなんですけれども、この3年、柏寿台、それから去年は柳町、そしてこれから、今年は青葉というところで公営住宅の跡地ですとか老人ホームの跡地、それから旧教員住宅の跡地といったところで売却を進めてきたところでございます。  この売却を実際にしてみると、物すごく不動産業界からの反響が大きいというのがここ3年間の実感であります。柏寿台のときもそうでありましたし、柳町のときにもそうです。今回の青葉に関しましても、町内業者だけじゃなくて町外からもお問合せ等はいただいているところでございます。まだ青葉に関しては入札の条件などはお示ししていないところではございますけれども、こういった不動産業界の反応がすごく大きい、反応というか反響というか大きい状況の中で、その町有地の売却スケジュールをお示しするといったところが、投機的な動きですとかそういったところも招くおそれがあるのかなというふうに感じているところでございます。  過去の御答弁で、計画を持って、計画をある程度出すことはできるかなということでお話しした経過あるのは記憶しているところでございますけれども、ここ3年の動きを見ておりますと、反響の大きさといいますか、最近も土地の、宅地の上昇率、本町、札幌、倶知安などに続いて十勝の帯広圏は上昇している珍しい地域なのかなと思っておりますけれども、この旺盛な宅地需要とかも考えますと、今町が数年後までお示しするというのは適切ではないのかなというふうに考えているところでございます。そういったところもございまして御了承いただきたいなといったところでございますので、御理解をお願いしたいと思います。  以上でございます。 126 ◯委員長(神長基子さん)  赤崎広報広聴課長。 127 ◯広報広聴課長(赤崎範子さん)  広報紙等の梱包作業についてお答えさせていただきます。御質問のありましたのが、広報紙ですとか議会だよりですとか、あと関係機関からの文書等を職員が梱包をして発送するまでの作業のことかと思うんですけれども、これにつきましては年間で大体決まった内容になっておりまして、37件から38件の同封文書を発送しています。大体決まっているので、作業に来ていただく、お手伝いいただくところに関しましては比較的慣れて作業ができるような状況にはなっているんですが、やはり初めて作業に当たる方は、その作業量の多さと、せかされることにちょっと驚かれる面もあるのかなというふうに感じております。  ですが、半日の梱包作業のことなので、これを業者に梱包から発送までを委託するとなると相当な経費がかかりまして、毎月発送するものも量も違いますので、一定の数を見込めない面もあります。  私たちとしましては、梱包をして、農村部は郵送しているんですけれども、市街地につきましては、これは午後から職員がそれぞれ直接お届けしているんですけれども、お留守の方もいらっしゃいますが、御在宅の方に関しましては直接、いつもお世話になっています、ありがとうございますと言えることも大切なことなんじゃないかなというふうにも感じています。  あと、業者さんに発送等を委託するとなりますと、納品の日付が早く納品しなければならなくなる可能性があります。広報紙はぎりぎりまで最新の情報も載せられるように発送の日程ぎりぎりまで待って印刷にかけるような状況ですので、なかなかそういうところからいっても、もう少し職員で頑張って作業してやっていかなければならないかなというふうに考えておりますので、御理解いただきたいと思います。 128 ◯委員長(神長基子さん)  坂本委員。 129 ◯委員(坂本夏樹君)  広報のチラシ入れについては、職員の皆さん頑張っているなというふうに拝見していました。すごく議会だよりも含めて本町の広報も見やすいものだと思っていますので、感謝申し上げます。今後も頑張ってください。  2点目に、質問の1点目に行いました203ページの債権については、この地域総合整備資金の貸付金については決算年度中の増減額が昨年と変わっておりませんので返済だなというふうに捉えておりましたけれども、確認できましたので結構であります。  ふるさと納税でありますけれども、全国の皆さんから5億円超の応援をいただいて、非常にありがたいなというふうに思っております。今後におかれましても職員の皆さんの力でこれがさらに応援いただけるように鋭意取り組んでいただきたいなというふうに思います。まだまだ音更町は応援いただけるような伸び代があると思っているんです。  予算審査の特別委員会のときも申し上げましたけれども、白糠町辺りにそういったふるさと納税のエキスパートの方がいらっしゃるようで、そういった有識者の意見が取り込まれるような予算なのかというふうなことも申し上げましたけれども、ぜひこの応援がさらに集まるように様々なアイデアで行っていただきたいのとともに、道の駅にふるさと納税の自販機を置いたらどうだというような提案もいたしました。それについても前向きに御検討いただければ幸いに存じます。  最後に資料の要求をいたしました。この音更町財政運営計画を見ますと、これ5年間の計画でありますので、この売却などの処分計画というのは5年分あるのかなというふうに思っておりましたけれども、答弁を受けまして、これについては、5年で計画したとしてもその年によって計画が変わったりですとかそういったこともあるのかなということで、承知いたしましたので、資料の要求については取り下げさせていただきます。  以上です。 130 ◯委員長(神長基子さん)  ほかに質疑ありませんか。  鴨川委員。 131 ◯委員(鴨川清助君)  2点ほどよろしくお願いしたいと思います。まず1点目は農村地域の乗合タクシーについて。るる今日説明いただきました。815人が利用されているというような報告でございましたけれども、この事業、登録をして利用されるということなんですけれども、登録者と利用者の関係はどうなっているのかを一つお聞かせ願いたいというふうに思います。  もう一つは、農村部の今回行いました光回線、4月1日から7月15日で460回線が行われたという報告でございましたけれども、前回も自分もこれに関してなるべく早く、できればもう4月から使えるのかなというふうな思いで話をしたんですけれども、実際、申請を行っているところと、この回線、460回線が確保された部分との、まだどのぐらい達成しているのかということをお示しいただきたいと思います、まず。 132 ◯委員長(神長基子さん)  早苗企画課長。 133 ◯企画課長(早苗光徳君)  まず、1点目の乗合タクシーの登録者の関係でございます。最初に部長から説明があったとおり、令和3年度の延べ利用者数については815人ということでございまして、前年と比較いたしますと6人減ってございます。登録者数につきましては、令和3年度で322人の登録がございまして、前年から18人増えてございます。3年度中に新たに新規登録された方が18人という状況でございます。それから実運行日数につきましても234日で前年から16日減、それから実運行便数については557便で、前年から27便の減という状況になってございます。  それから、2点目の光回線の状況でございますけれども、7月15日時点で回線数が460回線、それで、4月から6月までの工事完了回線数については275回線で、工事未完了が185回線ということで、進捗率が59.8%という状況でございました。その後NTTのほうに確認をいたしまして、8月の22日現在で405回線の工事が完了しているということでございますので、進捗率が大体88%という状況になってございます。  NTTによりますと、その都度その都度でその状況は把握していないということで、できれば四半期ごとに数を整理しているという状況でございますので、ちょっと現時点の、本日時点で完了数については今のところ承知をしておりません。  以上でございます。 134 ◯委員長(神長基子さん)  鴨川委員。 135 ◯委員(鴨川清助君)  数字をもって説明をいただいたんで、大きな意味では理解しました。その中でも、先ほど皆さんも公共交通について論議されています。農村部においてはその公共交通に行けない人がいるわけです。それこそこの事業は、軒先までと言ったら変ですけれども、玄関口まで予約してあれば迎えに来てくれる、そして帰りもまた家まで送っていただけるというようなことで非常にいい事業であるし、また、今後、先ほどから論議になっている公共交通がこれからどうなるかという部分、また、農村の人口減であるとかそういったものにおいてはこの事業というのは大切だというふうに思うんです。そういった中で、まただんだん高齢化になっていますので、免許の返納であるとか、町も免許の返納に対して出張して取り組んでいるかなというふうにも思うんですけれども、そういった中で、先般ある人に話を聞くことができました。  「鴨川さん、実はこれに乗って行ったんだけれども、行った先で帰り、行くときはよかった。ちゃんと時間に迎えにも来てくれるし。私病院に行くんだけれども、帰りに、病院が終わってその乗合タクシーに乗るまで待っていなければならんのだけれども、夏は暑くて冬は寒くて、もうとてもじゃないけれどもやめちゃったんだわ。」という話だったんです。  それでどうしているのかというと、息子さんや娘さんがたまにそれをコンタクト取れて、今はちゃんとそっちで行けているということだったものですから、自分も担当のところに行って現場はどうなっているのかということまでは突き詰めなかったんですけれども、この際こんなことで今しているんですけれども、病院に行くために利用する、それを大変ありがたいことだと思うんですけれども、その後、治療が終わって帰りの間の、乗合タクシーの乗るところが病院との離れているというような話も聞きました。  その辺、いろんな苦情が来ていないのかどうかというのをまず確かめたいということと、また、あともう一つ、光回線の件なんですけれども、これはNTTのほうで、言い訳なのかどうか分からないんですけれども、コロナ禍において資材が十分に調達できないと。そういったことで遅れているんですという話もされていました。  そういった中で、まだまだ進捗率と言ったら変ですけれども、また、大きな意味で農村部を全部網羅できるような体制というのはこれからも、ぼつぼつと言ったら変ですけれども、進んでいくんだろうというふうに思います。また、そういった中でこの事業をさらに推進していただきたいということを光回線については要望しておきます。 136 ◯委員長(神長基子さん)  早苗企画課長。 137 ◯企画課長(早苗光徳君)  最初の乗合タクシーの利用者からの苦情ということに関する御質問でございます。確かに鴨川委員おっしゃるように、乗合タクシー、それからコミバスも路線バスもそうでありますが、車を持たないいわゆる交通弱者にとってそういった交通機関、乗合タクシーは家の近くまで来てくれるという大変優れている乗り物かなというふうに考えておりますが、当然ながらこういった公共交通の確保については今後も留意して進めていかなければならないというふうに考えておりますが、鴨川委員が心配されるようなそういった苦情等に関しては町のほうにはお寄せいただいていないというところで御理解をいただきたいと存じます。 138 ◯委員長(神長基子さん)  鴨川委員。
    139 ◯委員(鴨川清助君)  私も質問しながら十分な自分の聞き取りもしていませんので、これからそういった話を十分した上で担当の方とまた相談させていただきます。 140 ◯委員長(神長基子さん)  ほかに質疑ありませんか。  山川光雄委員。 141 ◯委員(山川光雄君)  町内会についてお伺いいたします。まちづくりにおいて町内会は町と一緒に協力いただいているということであり、大変大切な組織だろうと思いますが、この3年間、町内会の戸数とか人数とか、その辺の状況についてまずお伺いをしたいと思いますのでよろしくお願いします。 142 ◯委員長(神長基子さん)  赤崎広報広聴課長。 143 ◯広報広聴課長(赤崎範子さん)  それでは、令和元年から3年までの戸数についてお答えしたいと思います。毎年度6月1日現在の戸数なんですが、令和元年度が1万2,157戸、令和2年度が1万1,857戸、令和3年度が1万1,484戸です。人数については把握はしておりません。  以上です。 144 ◯委員長(神長基子さん)  山川光雄委員。 145 ◯委員(山川光雄君)  ありがとうございます。想像したとおり、人口の件もありますので戸数は少なくなってきているんだろうというふうに想像しておりましたが、いずれにしましてもこの戸数が町の行政に協力していただいているというようなことでありますので、できるだけ多くの方に町内会に入っていただきたいなというふうに思うわけでありますが、行政として町内会の活性化に積極的に関わっていただきたいなというのが私の希望でありまして、先般一般質問させていただきましたが、地域おこし協力隊という制度を活用していただいて、町内会の活性化に専門的に当たっていただけるような、そういった人材を採用するというようなことについて提案をさせていただきたいと思いますので、お考えをお伺いしたいと思います。 146 ◯委員長(神長基子さん)  吉田企画財政部長。 147 ◯企画財政部長(吉田浩人君)  町内会の加入に関する御質問かと思います。今戸数、御答弁させていただいたとおり年々減ってきているという状況にあります。この町内会離れというのは本町の問題だけではなくて全国的な課題でもありますので、なかなか即効的な対策というのがないというのが現状なのかなと思いますけれども、令和2年度から潤いと思いやり地域づくり事業の中で新たに町内会の加入促進事業のメニュー化もさせていただいておりますし、昨年から委託によります役員研修事業なども実施しているところでありますので、町といたしましても、町内会離れに少しでも歯止めをかけて、少しずつでも加入促進につながるような、そういう支援ができたらということで考えています。  それに地域おこし協力隊の活用というお話ですけれども、協力隊につきましては、毎年度予算のときに各部課から募集募りまして、必要に応じて配置をさせていただいているところでありますけれども、こういった町内会の活性化にもというお話ですので、その辺は全体を見ながら検討をさせていただきたいというふうに思いますので、御理解いただきたいと思います。 148 ◯委員長(神長基子さん)  ほかに質疑ありませんか。  小澤委員。 149 ◯委員(小澤直輝君)  1点お願いします。移住対策関係費なんですけれども、施策に係る報告書、施策報告書を見ると4世帯8人ということでなっておりますけれども、この方々が実際に移住したかどうか確認するのと、十勝管外から町内に移住している方の人数を教えていただきたいと思います。 150 ◯委員長(神長基子さん)  早苗企画課長。 151 ◯企画課長(早苗光徳君)  移住に関する御質問でございます。企画課におきましては移住に関する施策、お試し体験住宅ですとかその他実施をしておりますが、昨年度におきましては、これらの事業を通しまして実際に移住された方はないということで把握してございます。  以上でございます。 152 ◯委員長(神長基子さん)  早苗企画課長。 153 ◯企画課長(早苗光徳君)  申し訳ございません、ちょっと答弁漏れがございました。昨年度、結婚支援生活事業、それから空家活用対策事業で管内から本町に移られた方につきましては、19件、29名の方が本町に転入されております。  以上でございます。 154 ◯委員長(神長基子さん)  小澤委員。 155 ◯委員(小澤直輝君)  移住対策費として242万9,472円ということで、私も、移住対策に関する経費というのは当然必要だというふうには感じていますけれども、費用対効果を考えたときにどうなのかということを考えてしまうんです。ほかの自治体の事例を見ると、相当分析をしてターゲットを決めて、そこの町を要はターゲッティングしてどんどんそこから人を、言い方は悪いですけれども、取っていくというような形を取っている自治体がたくさんあるんです。それがいいかどうかは別として、十勝管内だけで移動するというのは全く意味がないわけで、やっぱり十勝管外のいわゆる大都市圏から、やっぱりそういったことをPRして人口の移住につなげていくということは必要だというふうに私は考えているんです。そういう部分では、この移住対策費に関してはもっと金額をかけてもいいんじゃないかというふうに考えています。  そういった部分で、そういう分析と、そういったターゲットを決めて今実際に町としてやっているかどうか確認します。 156 ◯委員長(神長基子さん)  早苗企画課長。 157 ◯企画課長(早苗光徳君)  ただいまの、移住に関する費用対効果ということの分析ということの御質問でございます。確かに昨年度につきましては大体240万余りの予算を使いまして事業を進めてきております。内訳といたしましては、お試し体験住宅ですとか、いろいろ資料の作成ですとかそういったものに使っておりまして、その中にも、移住フェアに参加したりですとか、管外、道外からの方からも音更町の魅力を知っていただいてぜひ音更に来ていただきたいということの目的でそういった事業にも参加しておりますが、先ほども申し上げましたように、お試し住宅で4世帯8人、それから管外から転入された方が19件、29名という状況でございますが、果たしてこれが多いのか少ないのかということも担当としては何とも言えない。多ければ多いほどもちろんいいんでしょうけれども、コロナ禍にあってなかなか事業に取り組めないという状況にもございましたので、そういった状況も鑑みながら、今後も積極的に活用できる事業等に参加をして、できるだけ多くの方に音更の魅力を知ってもらって今後も移住対策に取り組んでまいりたいというふうに考えておりますので、御理解をいただきたいと存じます。 158 ◯委員長(神長基子さん)  宮原副町長。 159 ◯副町長(宮原達史君)  移住に関しては今の課長がお答えしたとおりなんですけれども、音更の規模になるとちょっと難しいところがありまして、移住を誘引するような制度に基づいて移住してくる人のほうが圧倒的に少ないんではないかと思います。年間で、例えば昨年ですと転入者は多分1,400人ぐらいいたと思うんですけれども、自らここ住みやすそうだなと探して来る方が多いと思います。町民のアンケートなんかでも、例えば木野地区のほうなんですけれども、ショッピングセンター、それから医療機関が充実している、そしてある程度ちょっと町並みも続いていて、そしてすぐ近くに緑が、農村風景がすぐ広がっていると。そこが気に入……。今いろんなことを褒めてくれたものをまとめて言ったんですけれども、そんなことを書いて転入することを決めたという方も結構いらっしゃるんで、この方たちは、移住に関する経費、言い方はあれですけれども、使わないで来てくれた方たち、そういう方のほうが多いのではないかと推測しています。  ですから、選ばれる町とよく言いますけれども、その辺は、町並みであるとか、それからそういう移住の経費だけに頼るのではなく、ただ、そういう移住フェアだとか移住体験だとかそういうことで参加して来てくれる方に対しては丁寧に移住していただけるようなPRはもちろんしなければならないですけれども、それ以外にも、御自分で調べて来てくれる方たちにも何かPRできるようなまちづくりが今、町長の目指すところだと思いますので、その辺は御理解いただきたいと思います。  以上です。 160 ◯委員長(神長基子さん)  ほかに質疑ありませんか。  新村委員。 161 ◯委員(新村裕司君)  農村地域の光回線事業に関して伺いたいと思います。先ほども話出ましたけれども、令和3年度、約1年かけて対象地域の沿線を工事されて、この春から正式な受付をされて順次工事されて、数字については、先ほど御説明があったように8割、9割方完了しているということで、私も、周り見渡してもそのような認識であろうかと思います。これは本当にコロナ禍が転じてというか、いい方向に転がってというか、いい方向に転じたことの一つかなというふうに思うわけなんですけれども、やはり通信環境が安定したということで、農村地域の方々には非常に喜ばれているのかなというふうに思います。  それでお聞きしたいのは、今回の決算で上げられていた額なんですけれども、約5億6,800万ということであります。たしか、私、当時所管の総務文教委員会で最初に提案された時点での御説明を思い返すと、総事業費で約14億、たしか15億近いことで計上されていたかと記憶しておりまして、そして、改めて昨年、令和2年度の決算書を見ても、令和3年度へ繰り越す額が、令和2年度の補正で組まれてすぐ3年度に繰り越されたということですけれども、その繰越額がたしか8億、それも8億だったかと思うんですけれども、今回の決算では総事業費で、先ほど部長の答弁、御説明ではNTTとの合わせて10億ぐらいということもありましたし、町の持ち出し分としては5億ということで、3億ぐらいが使われていないという、今回この企画に関して不用額が3億台というふうに上げられているんですけれども、その辺の関係性がどういうふうになっているのか、その辺をお伺いしたいのと、それに関しまして、これまで行われていた光回線じゃない無線通信、約10年ぐらい前から行われていた無線通信、今後それに関しては新たに利用するメリットというのはなくなってくるのかなと思うんですけれども、ただ、そうはいってもすぐに撤去ということにはならないかと思うんです。  先日の総務文教委員会の資料でも、現段階でまだ加盟されている方はたしか60件ぐらいあったかというふうに記憶しているんですけれども、それでお伺いしたいのは、これまでの無線通信システムでの維持管理費、当初の、当時の議事録では、民間業者が全て維持管理費は負担するというふうに載っていたんですけれども、その点については今も今後も変わりないのか、その点だけ確認させていただきたいと思います。お願いいたします。 162 ◯委員長(神長基子さん)  早苗企画課長。 163 ◯企画課長(早苗光徳君)  まず、1点目の光回線網整備事業の事業費の関係でございます。新村委員おっしゃるとおり、当初の計画では14億9,902万8千ということでございました。それで、確定額といたしまして部長から説明があったように10億3,925万4千円ということで、その事業の内容、電柱の本数を見直したりとか事業を圧縮した結果、事業費がそれだけ減少したということでございまして、3年度の確定の10億3,925万4千円のうち町の負担が5億6,874万3千円と。そのうち、地方創生臨時交付金ですとか起債等もございまして、実質町の負担額が1,786万ぐらいということになってございます。  それから、2点目のブロードバンドの関係でございますけれども、町で予算執行しておりますのは、NTTドコモとソフトバンクの鉄塔使用料ということで事業費を出しておりまして、これについては、ブロードバンド無線がある限りこの費用は発生してくるものということで理解をしております。  以上でございます。 164 ◯委員長(神長基子さん)  新村委員。 165 ◯委員(新村裕司君)  ブロードバンドの件については了解いたしました。  光回線の事業については、当初計画していた額よりも少なく確定したということで理解はしたんですけれども、そこで確認したいのは、当初予定していったエリアや当初予定していた沿線は全て予定どおり完了できたというところを確認したいのと、あと、この不用額の行き先、この辺は新型コロナ臨時交付金とかも含まれているのかと思うんですけれども、その不用額の行き先はどういうふうになるのか、その点だけお伺いしたいと思います。 166 ◯委員長(神長基子さん)  早苗企画課長。 167 ◯企画課長(早苗光徳君)  まず、1点目の事業のエリアということの御質問でございます。この光回線網の整備事業につきましては予定していたエリア全て完了しているということで御理解をいただきたいと存じます。  それから、その事業費につきましては前年から繰り越して予算措置しているものでありまして、予算から見た不用額については、不用額ということで処理をすることになってございます。  以上でございます。 168 ◯委員長(神長基子さん)  ほかに質疑ありませんか。  ほかに質疑がなければ、本款に対する質疑を終わります。  以上で本日の日程は終了しました。  明日、9月22日は午前9時30分から委員会を開きます。  本日はこれで散会します。  お疲れさまでした。 散会(午後 3時21分) Copyright © Otofuke Town Assembly, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...